先週入荷した森臥さんのバッカス2023を開けてみました
このワインを当店で扱わせて頂くようになって以来、既に3VT以上味わっていますが、そのたびに「やさしいバッカス」という言葉が浮かびます
淡目の色合い、飲み口のやわらかさ、すべての要素が突出せずまるみを感じるバランス、すべてが「やさしさ」に繋がるのですが…
一番印象に残るのは、「バッカス」というブドウ品種の個性がやさしさの中に溶け込んでいるところです
バッカスはドイツ系の品種で、早熟で寒さに強いため、北海道でよく作られています。マスカットのような果実香とハーブのニュアンス、華やかなフローラルのアロマ、ふくらみのある果実味と優しい酸味が特徴。
通常は青っぽさやハーブ感、フローラル感の個性が引き立つフルーティなワインに仕上がることが多いですが、森臥さんのバッカスは、そうした品種由来の個性を根底に感じつつも、透明感をもって全体のバランスの中に溶け込んでいるやさしい仕上がりが印象的です
そして今年は23VTの難しい気候の影響により、バッカス100%ではなく8.7%シャルドネが入っているそうです。そういわれてみると、心なしかハチミツっぽい甘やかなニュアンスが感じられるのはその影響かもしれませんが、全体としてはドライな仕上がりで、例年の印象を崩さず、それでいてほんのりチャーミングなアクセントになっているように感じます
今年も、名寄という極寒の地、日本最北端のワイナリーから生み出される、ピュア感とみずみずしさを味わって頂ければと思います!
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【森臥 Bacchus 2023】¥3,740(税込)
https://www.n43hiroo.com/shopdetail/000000000331/ct33/page1/order/